「パピートレーニング(トイレを教える)」
家の中で犬を飼おうと思っていたのに、トイレのしつけが上手くいかなくて外飼いになってしまった・・・という話を聞いたことがありますが、犬と家の中で暮らすために最初にするべきしつけはトイレのトレーニングではないでしょうか。
トイレは散歩でさせるつもりという方もいるでしょうが少し考えてみてください。
家の中でトイレをさせたくないのであれば自宅の庭やベランダなどでするように教えれば良いのに、散歩と称してトイレに出掛ける人の多いこと。自分の家の敷地内では臭いが気になるという人が他人の家の軒先で平気でさせる、マナー違反もいいところです!
散歩=トイレの場合、雨の日も雪の日も嵐の日だって出掛けなければならない、しかも家に戻ってからのお手入れも大変そう。なんて面倒な事をしているのだろう・・・と、ある意味尊敬 (!?) です。
そして犬にとっても、トイレをしたくなっても常に我慢をしている状況。一日に何回も出てあげるのならまだしも、一日に朝晩2回が平均的なのではないでしょうか? 若いうちはいいです。老犬になるとトイレの回数も増えます。その時にきちんと対応してあげられますか?
どうしても外でトイレをさせたいのであれば、犬はマーキング ( 臭い付け ) をする習性がありますから教えることは簡単です。だからこそ、まずは家の中でトイレをするように教えましょう。
トイレトレーニングの方法
前回説明をしたサークル ( 扉付き ) に子犬を入れます。そこが子犬のスペース、つまり基本的に一日中いる場所です。そしてトイレを目撃した時のみ出してあげる。目撃するためには・・・ここであなたの観察力が必要になります。
子犬はトイレをする時に、そわそわしたり吠えたり掘ったりと何かしらアクションを起こす事が多いです。それを見逃さないこと。そして寝起きや食後などの行動パターンもありますから、それをあなたが見つけ出してあげてください。
また、抱っこをして少しトイレを我慢させるのも良いでしょう。抱っこトレーニング ( ※参照 ) をマスターして上手に抱っこが出来るようになったら、少しの時間抱っこをしてトイレを我慢させてからサークルに戻す。するとトイレを目撃するチャンスもつかみ易いはずです。(他にもクレートに入れてトイレをコントロールする方法もあります。)
子犬はサークルから外に出て遊ぶのが大好きです。しかしトイレを目撃してもらえないと出られない。だからこそ『見ている時にトイレをする⇒褒めてもらえる⇒サークルから出られる』という大きなご褒美を覚えるのです。
次にトイレをした後に部屋で遊ばせる時のルールです。時間は 10 分。なぜなら走り回って興奮すると子犬はトイレをもよおす可能性が大きいからです。様子を見て 10 分→ 20 分→ 30 分と焦らず少しずつフリーの時間を長くしていきましょう。ポイントは失敗させないこと。自らサークルに戻ってする、という成功は期待しなくてもいいです。とにかく失敗させないようにフリーの時間を決めましょう。
また、失敗させないためにもフリーにしている間は必ず見ていましょう。時間がないのであれば『サークルから出られる』のがご褒美ですから出すのは 30 秒だけでもいいです。とにかくフリーの時は見ていてトイレをもよおす行動をしないか気にしていてください。そして出してあげた時には、サークルの外で遊べる時間が限られているので思いっきり遊んでスキンシップをとりましょう。ボール投げやロープの引っ張りっこ、様々な遊びの中に取り入れてほしいのが「 house( サークルに入れ ) 」のコマンドを教える事です。
子犬はトイレトレーニングのルールを理解してくるとサークルに入るのを嫌がるようになります。だからこそ「 house 」を遊びながら教える。サークルに大好きなボールを投げ入れても良いし、ドッグフード一粒でも釣られて入れば良いです。そして子犬がサークルに入ったら扉を閉めずにおき、ボールやフードをくわえて出て来られるようにしておく。『サークルに入ったら閉じ込められる』と思わせずに『「 house 」でサークルに入ったらご褒美をもらってまた出てきて遊べる』と覚えさせる。サークルの出入りを抵抗なくするようになるのがトイレトレーニングの成功の秘訣です。
これだけではサークルの外にいる時間があまりに短くて可哀想だと思う方、前回も書きましたが可哀想だと思わないでください。それでしたらトイレを一回でも多く見てあげるために見逃さないように努力する。出ている時は思いっきり一緒に遊ぶ。抱っこをしてずっと触っている。考え方を変えれば方法はいくらでもあります。しかも心配しなくても子犬も考えています。頭を使って覚え、目が合えばトイレをする。サークルに戻されれば続いてすぐにトイレをする。そうなるのは家に来て1〜2週間程度です。重要なのは、いかにあなたが『見ている時にトイレをする⇒褒めてもらえる⇒サークルから出られる』を教えることが出来るかです。
そしてせっかくトイレを見ている時にするのだから、その時に決まった言葉をつけてみましょう。我が家では「ちーちー」です。「ピーピー」でも「ワンツー」でも何でもいいですから、子犬がトイレをしている時に呪文のように唱える。そうすると子犬はその言葉をトイレのコマンドとしてインプットし「ちーちー」と言われると「トイレをしなくちゃ」と思うわけです。これは成犬になってもかなり役立ちます。
そして最後に、トイレは失敗させないのが基本ですが、もしも失敗されてしまった場合は子犬を叱らないでください(その場所の臭いは必ず消すこと)。子犬はまだトイレを覚えていません。失敗されたのは子犬のせいではなくあなたの怠慢(監視不足)です。失敗した所に鼻先を押し付けるなんてもってのほか !! 叱ると子犬は目の前でトイレをしなくなります。我慢をして粗相したり、見ていない時や場所を選んでするようになります。褒めてあげられる環境作りを心がけましょう。
ここで一つ書き加えておきたいのが『褒める』についてです。上手な褒め方をしましょう。大切なのは犬に伝わり易いこと。外国人が犬を褒める時に「 Oh! Good boy! Good boy! CHU! CHU! CHU! 」とするのを見た時に、だから外国人は犬のしつけが上手いんだぁ!と思いました。犬は人間の表情を見ます。満面の笑みを浮かべてオーバーアクションで褒めましょう。
※ 抱っこトレーニング
子犬を抱く事はとても大切なことです。いろいろな部位を触って慣らすのはもちろん、リーダーを教えるのにも使えます。
抱く : どんな抱き方でもいいです、自分も犬も無理のない体勢で。(腕にまたがせるなどして子犬の足が地に着かない方が扱いやすいです。)
仰向けは服従のポーズとも言われているので、時にはお腹を出した状態で抱きましょう。
我慢 : 子犬は飽きてくると必ず嫌がって動いたり暴れたりします。その時はグッと力を入れて押さえましょう。子犬が力を抜いて諦めたら、こちらも力を抜いてあげます。
触る : いろいろな部位を触りましょう。一般的に耳・尻尾・足先等は犬が嫌がる所とされていますが、苦手な所も好きな所も触りまくりましょう。しつこすぎず、でもたっぷりと、がポイントです。
抱き上げるタイミング :
子犬が吠えたり鼻を鳴らしたり催促をしていない時。もちろん眠っている時でも構いません。
下ろすタイミング :
「下ろして」と催促していない時。暴れ始めると「嫌だね、ゴメンゴメン」と床に下ろしてしまう人がよくいますが、こういう時は下ろさずに逆に押さえ込んでください。諦めて動きが止まってから下ろしましょう。
トイレトレーニング中の子は必ずサークルに下ろします。
以上を頭に入れてトイレトレーニングを行ってください。
覚える早さにも個体差があります。焦らず行うのが大切です。
【 ALASIP 】 open のお知らせ
10月11日 open 予定 !!
次回の「愛すべき あまのじゃく」で
詳細をお伝えしたいと思っています。
よろしくお願いしま〜す ( ≧ω≦ )
2007.9.8 |