「パピートレーニング(人間の食べ物に対して)」
人間の食べ物をあげるかあげないか。健康等を考慮して与えないようにしているという人も多いです。また反対に、ドッグフードだけでは可哀想で・・・とか、催促されるとついつい・・・という人も。みなさんはどのようにお考えでしょうか?
実際、我が家では時々あげています。けれど私の中でルールがあり、家族にもその事は守ってもらっています。今回はこのお話をしましょう。
1.あげる物。
基本的には野菜がほとんどです。それもドレッシング等の味付けをしていない物。
リンゴや梨などの果物もあげます。ただ、果糖は太るのでかなり控えめです。
糖分が多すぎて良くないなぁ、と思いつつ時々あげてしまうのがプリンやアイスクリーム。自分が大好きなのでちょっとお裾分けしたくなってしまう・・・。でも舐める程度、直径1cmくらい。
※犬に食べさせてはいけない物
ねぎ類・チョコレート・鶏骨・香辛料等
この他にも牛乳や魚介類等、注意すべきものは多いです。
2.あげる量。
野菜や果物ならいいだろうとたくさんあげる人がいます。リンゴは人間でも毎食後4分の1くらいまでが適量と言われているくらい糖分が多いです。人間でその位なのですから、自分の体重に対して犬の体重を考慮すれば与えてもよい量はなんとなく分かるでしょう。
小型犬にちくわを毎日1本あげるという人がいました。それで「でもドッグフードを食べないから」と言われても・・・。
犬に美味しい物をあげて一口二口で満足することは有り得ないでしょう。まず、気持ち悪くなるくらい満腹にならないと無理なのでは? 普段使う犬用のごほうびでも同じですが、小指の先くらいのレバーとその3倍のレバー、丸呑みに出来てしまう犬にとっては大した違いはない、ごほうびはごほうびなのです。ですから、うちの子の喜んだ顔を見たいのなら何も大量にあげる必要はない、満足するほどあげる必要はないと思う。犬の健康を思うのなら直のこと・・・。
3.あげる時。
人間の食べ物は与えるから欲しがるようになる、とよく言われます。私もそう思って最初に飼い始めた子には人間の食べ物を一切あげなかった。(というと語弊があるが、料理中に野菜の切れ端等はあげたけれど、自分の食事中には一切あげなかった。)おかげでこの子はそれほど人間の食べ物に興味を示さなかった。
ところがこの子のお腹から出てきた子は、生後数週間、彼女の目がまだ開かない頃に私がハンバーガーにかぶりつきながら見ていると、鼻をクンクンとして舌をペロッと出した! 成長してからも食欲がある子で、人間の食べ物を知らない頃から興味津々だった。
3番目の子は食が細い。子犬の頃からドッグフードを食べさせるのに苦労した。ところが人間の食べ物に対しては3匹の中で最も執着し、絶対に食べたことがないはずなのに不思議なくらい期待に目を輝かせていた。
食べたことがなくても匂いで分かって欲しがるんだ、と思った時から私の考えもちょっとゆるみ人間の食べ物をあげるようになった、というわけだ。
人間の食べ物を知らなくてもまず最初にするであろう行動は、テーブルの上の物の匂いを嗅ごうとテーブルに手を掛けること。人間の子供でもテーブルの上に上がっても叱らない親もいるし、犬がテーブルに手を掛けることも気にならないのなら、それはそれでいいと思う。私はこれが嫌だったので必ずやめさせた。手を掛けたらその手をグーで餅つきのように叩く。(骨の細い小型犬には軽くやってください。)コタツ等の低いテーブル上のお皿に鼻を近づける時も手刀で同様にしたり鼻ピンをする。今ではほとんどしなくなり、もしもしようとしても一声注意をすればやめるような状況だ。
次に催促して跳びついたり吠えたりする行動。これは今までにも何度も書いてきているが無視すればいい。「でもあげないと食事中ずっと吠えてるんです。」って、それは吠えられてあげてしまったからでしょ? 特に人間の食べ物は本当はあげなくてもいい物なんだから「よこせ!よこせ!」と言われてまであげる必要はないはずです!!
そういったわけで我が家では「それ何?それ欲しい!」と興味津々で見ている時はあげません。「もらえないのか・・・」と興味を示さなくなったらあげるようにしています。
それともう一つ。何かをあげようという時、多頭飼いで3匹が群がりますから焦ることもあります。そうすると指で持っている物を取る時に歯があたる。焦って少しでも強く歯があたれば「痛っ!」と言ってそっと取るまであげないようにしています。
以上が我が家のルールです。これが正しいとか正しくないとかいうことは分かりません。ただ何度も言うようですが催促を聞き入れないこと。そして与えるにしても限度を考えましょう。どんなものでも与えすぎは決して身体に良くはありません。思わぬ病気を引き起こすこともあるようです。それを頭に入れておいてください。
最後に、子犬の頃からしておきたいトレーニングのご紹介。
美味しい匂いに釣られキッチンなどでゴミ箱を荒らしたりすることを覚えてしまう子もいます。基本はそれをさせないことが一番ですが、もしもしてしまった場合。美味しいタレの付いたラップ、肉のカケラが付いた串、こういった物を食べてしまうのはとても恐ろしいことです。しかしそれらを慌てて取り上げようとすると、犬は焦って飲み込んだり、咬みついてきたりします。「うちの子は咬みはしない」という子でも、自分のゴハンの時は何をされても平気なのに、自分が捕獲したものに対しては取り上げられたくなくて威嚇をする子もいます。そうでなくても、焦って飲み込もうとする子がほとんどでしょう。
こういう時のために日頃から「 off (放せ)」を教えておくと便利です。
オモチャの引っ張り合いをしながら教えるも良し、オモチャに執着しない子の場合はアキレス等の長い物を使って教えることができます。自分が片側を持ち、反対側を犬にくわえさせる。「 off 」と言って放したら別のごほうびをあげる。オモチャの場合は充分褒めてから遊びを再開する。これを繰り返し、最終的にはそのアキレスを食べさせてあげたり、オモチャで思う存分引っ張り合いをしてあげましょう。犬にしてみれば「口から放すといい事がある」のです。それは取り上げられるのではなく、他にも美味しいものがもらえたり、楽しい遊びの一環なのです。このように教えれば咄嗟の時にも「 off 」の一言で必ず放します。特に多頭飼いの場合は、人間に取り上げられなくても他の犬に奪われてしまうと思うでしょうから根気強く教えましょう。
逆に多頭飼いでのメリット。1匹でもきちんと off ができる子がいれば、その子にだけ別のごほうびをあげまくればいいのです。他の子はなぜもらえないのか、きっと考えて理解するはずです。ちなみに我が家では3匹に背筋等をあげて各々が他の子を意識しつつかじっている時でも「 off 」で全員が口から出します。別の美味しい物をもらってから再び背筋をほおばる。彼女たちにしてみれば「 off 」した方が得なのですから。
このトレーニングは是非教えていただきたい!!
http://www.alasip.com/
2008.1.9 |