リードと首輪をつけて、さぁお散歩デビューだ!と思ったら歩かない、ということもあります。ワクチンが終わらない頃から首輪に慣らし、家の中でリードをつけて引っぱられることに慣らすのも良いでしょう。
実際に外に出て歩かない時には、交通量の少ない道や公園で慣らすことから始めます。飼い主さんが座りリードをたるませて「おいで、おいで」と気持ちを持ち上げてあげます。無理矢理引っ張ったり抱き上げたりせずに、少しでも自分で歩いて飼い主さんの所まで来るように誘導しましょう。そして来た時には大いに褒めてあげてください。
散歩は毎日出掛けなくてもいいと思います。気分転換に行ってあげるのは良いことですが習慣にする必要はないでしょう。特に「朝起きて一番に犬の散歩」と決めると「目が覚めた→散歩に行こう!」と目覚まし時計より先に起こされることにもなりかねません。気が向いた時に、都合がいい時間に、というのがベストだと思います。
散歩に行かないとストレスになるのでは・・・という人もいますが、毎日散歩に連れて行ってもらっている子がいきなり出掛けない日があれば、それはかなりのストレスになるでしょう。散歩に時々出掛けるような子には散歩はスペシャルイベントかもしれないし、逆にストレスに感じる子さえ稀にいるのです。
「散歩= トイレ」という習慣は避けていただきたいものです。外でなければしない子にならないためにもマーキングを覚えさせないこと。塀や電信柱などの臭いは嗅がせないように注意します。マーキングはオスだけでなくメスもします、ご注意を。
散歩中に犬や人に吠えかかるのも困りものです。もちろん慣れさせることも重要ですが吠える理由も様々です。警戒や威嚇で吠える場合もありますが、遊んでほしくて吠える子もいます。その理由によっても対処方法は変わるでしょう。
大型犬や力のある犬に引っ張られるのもなかなか大変なことです。大型犬の飼い主さんで腱鞘炎になったという方に出会ったことがありますが、「ゼェゼェ」言いながら引っ張って、まるで飼い主さんを散歩させているかのような子もよく見かけます。小型犬でも、右往左往して足元をチョロチョロするのは危なっかしいですよね。そうならないように育てたいものです。
拾い食いもやめさせたいです。特に小石とか煙草の吸殻は飲み込んだら怖いです、注意しましょう。
では、こういったことをしないようにするにはどうしたらよいのでしょうか?
理想としては完全に横について歩く「 heel(つけ)」を教えられれば良いのですが、そこまで完璧でなくても、飼い主さんを意識して歩く程度でも良いのではないかと思います。
歩き始めて犬が少しでも引っ張ったり横にそれたら、犬が進む方向とは逆に向いて歩き始める。最初のうちは家の前からほとんど進めないかと思います。とにかく「飼い主さんを気にしてないとどこに行くか予想がつかないぞ」と思わせるのです。
また、小さい頃からリードで合図をいれる習慣をつけることも大切です。合図を伝えるためにも胴輪ではなく首輪を使いましょう。やり方としては(文章での説明は難しいのですが)リードがピンと張ってしまっている状態では合図が伝わりにくいです。少しゆるめてからクイッと引くことで伝わりやすくなります。
まずは家の中でもリードを付けて、リードがたるんだ状態で横にいられるように褒めながら教えましょう。それができたら玄関のドアの前で座って目を合わせたら散歩に出掛ける。歩き始めて引っ張ったら、ついて行くのではなく立ち止まって合図をいれる。
これも散歩中のリーダーシップですから悪い癖がつく前に教えておきましょう。そして、もしも将来さまざまな問題行動に出た時でも、合図を入れられることによって、注意を促されていることを理解するようにしておくことが大切なのではないでしょうか。
そして最後に、公園でロングリードに変えてあげたりしてフリーの時間を作ってあげるのもメリハリがあって楽しいでしょう。 |