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| 住み慣れた富士山麓を離れ、海のそばに住むことになりました。来週引越すことになり、今は引越しのための荷物整理や掃除に追われています。 ようちゃんは住み替えは初めてで、最近バタバタと本などを整理している私たちを不審な目つきで見ています。 落ち着くまでしばらくは日記の更新は毎日ではなく、不定期になると思います。 そんな忙しい中でも映画を1本見てきました。『赤目四十八瀧心中未遂』(荒戸源次郎)_寺島しのぶはすごい。この役は他の誰にも彼女のようには 演じられない。ようちゃんを飼うまで、中尊寺にかけられた華曼(けまん)にある迦陵頻伽(カリョウビンガ)が私のアイドルだった。 好きで好きで、2年続けて中尊寺を訪れ、華曼のレプリカを買って時々眺めていた。カリョウビンガは顔は人間、体は鳥。天上の歌を歌うとされている。 カリョウビンガを背負う女が登場すると知り、最初は是非原作を読みたいと思っていたのだった。それが映画化されたので、公開が楽しみだった。 寺島しのぶが演じるあやちゃんは、この明らかに“人間ではない”カリョウビンガの刺青を背中にいれた、常人では考えられないほどの運命の重荷を 背負いつつも、たくましく生きる女なのだ。 常に疎外感に苛まれ、死んだような生活を送る男・生島は、天上の歌を歌うカリョウビンガのような女あやに出会い、再び生命を取り戻す。 意外にもあやに心中をもちかけられ、死んだような生活を送っていた生島に、心中から逃れたいと思う気持ちが芽生えてくるのだった…。 脇を固める役者がすばらしいが、主人公の生島を演じた俳優は固く、ひとり浮いている。そこが疎外感に常にさいなまれる主人公の身上にあっているとも 言えるのだろうが、最後まで違和感があった。そして、本来インテリで、この世に強い違和感を感じ、自分の居場所はこの世にはないと考えるような 主人公が持つ辞書が「新明解辞典」だなんて、あり得ない。 原作は昭和53年で主人公が33才の時の話なので、それを現在の若者に置き換えたとしても「新解さん」なんていう軽い辞書が唯一の愛読書で友人な わけがない。こういうところがいくつかあって、強く強く違和感を感じた。文句を言いつつ気に入った部分も多い。★★★★3.8くらい。 |
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