ペレットの利点
数年前までは「鳥の餌=ヒマワリの種・シード」というのが一般常識でした。しかし今では多くの愛鳥家の皆さんがこの誤りを認識していらっしゃると思います。
シード食中心の鳥に見られる健康弊害(栄養不良、内臓疾患、短命、肥満等など)が食事改善(バランスのよい栄養分を含むペレットを与えること)により減少し、多くのコンパニオン・バードの健康状態が向上したという事実があります。ペレットはコンパニオン・バードにとって有益なだけでなく、飼主さんにも様々なメリットを与えてくれました。
- 何種類のシードを買うよりも経済的
- シードのように散らからない
- 鳥が選り好みしない などなど
これにより、世話に費やす時間よりもコンパニオン・バードと接する時間が格段に増え、鳥との絆も更に深まった方々も少なくないでしょう。
現在、市場で販売されているバード・フードの中で、CAP!がお薦めしているのは、やはりペレット(特に無着色)です。数年前に比べて鳥用のペレットも増えていますし、保存料・人工着色料を使っていないものやオーガニックのペレットも販売されています。
年々、ペレットがよりナチュラルに改善されていることは非常に喜ばしい傾向だと思っています。これからも各メーカーにこの路線を維持していくように、意見・提言していくつもりです。
ペレットを与える際のアドバイス
ペレットには栄養分がバランスよく含まれており、各メーカーが
ペレットを食べていれば栄養補助食品を添加する必要はありません。野菜やフルーツを与えるときは、一日の全摂取量の20%以下にしてください。
としています。
厳密に言えば、栄養補助食品を与える必要はありません。しかし、それぞれの鳥の健康状態や食事の量などは飼主さんが一番よくご存知だと思います。
体調不良の時、冬の寒い時期、病気療養中など、鳥の健康状態を見ながら栄養補助食品を添加してあげることも必要かもしれません。ビタミンやカルシウムの過剰摂取などに気をつけ、栄養バランスの取れた食事にするために補助食品をお使いなることをお薦めします。
様々なペレットに慣れさせる
特定のペレットしか食べない鳥もいると思いますが、できる限り様々な種類やメーカーのペレットに慣れさせてください。突然の製造中止や輸入中止などにより取扱いできなくなることもあり得ます。
唯一食べることができるペレットが販売中止となれば、飼い鳥を生命の危機に陥れることにもなりかねません。
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