衛生への取り組み
CAP!では、衛生への取り組みを特に重要なことと捉えています。
商品の衛生管理はもちろん、TSUBASAが擁する鳥のレスキュー施設「CAK」でもその取り組みは徹底しています。
ここではCAKでの取り組み例をご紹介します。
靴底と手の消毒
施設への入出時には必ず靴底と手の消毒を行っています。
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入口に備え付けの消毒剤です。
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こちらは靴底の消毒槽です。
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清掃時の装備
清掃従事者には白衣と帽子、及びマスクの着用を義務づけております。また施設内に入る際に専用の長靴に履き替えます。
これは「外から持ち込まない」「外へ持ち出さない」「スタッフを人畜共通感染症から守る」という目的のために徹底しています。
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白衣を着用して清掃しています。
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放水による洗浄中も当然着用。
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基本的な清掃
以前より、施設の消毒・洗浄を目的とした高圧洗浄機を導入しています。この洗浄機を用いてほぼ毎日洗浄しています。
この洗浄機は「ジェットマン」と呼ばれ、130度程度(噴出口の先端部)の熱湯を高圧で噴出することが出来ます。
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これが噂のジェットマンです。
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高温高圧水による洗浄。
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洗浄は真菌や細菌、ウィルス等に効果的な消毒剤「ビルコンS」を使用する「ビルコン消毒」と、高圧洗浄機の機能による130度以上の熱水を使用する「熱湯消毒」が基本になります。
ビルコンSは40度以上のお湯では効果が無くなりますので、ビルコン消毒と熱湯消毒を1日おきに実施しています。
通路などはビルコン消毒、熱湯消毒ともにそのまま行えますが、鳥がいる部屋は熱湯消毒が出来ません。水での洗浄の翌日にビルコン洗浄を行っています。
治療室は防水加工が施されているため、中の鳥たちを一時的に移動させてから洗浄します。
ちなみにこのジェットマン、燃料の石油をとても多く消費するのが悩みの種です。電気も使うのですが、施設の電源では電圧が足りなかったため電源も取り替えました。
また夏場の熱湯消毒は、当然ですがとてつもない重労働となります。サウナの中みたいなものですから、体重もみるみる減ってしまいます。
でも家庭用の洗浄機では全くの力不足ですし、それに水を霧状にして鳥たちに浴びせてあげることも出来るんですよ!

清掃風景の動画を用意しました!

清掃設備の消毒
清掃時に着用していた白衣等は、洗濯する前に丸1日ビルコンSに漬けておきます。これによって通常の洗濯では落としきれない可能性のある細菌等を死滅させます。
使用後の清掃用具もビルコンSに2時間以上漬けて消毒します。ちなみに鳥たちの食器類もビルコンSで消毒を行っています。
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常に洗濯物が絶えません。
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掃除用具も使用後は全て消毒。
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排水
施設から排水を直接外部に流さないようにしています。
排水はまず排水槽に入り、ここで塩素系消毒薬によって消毒されます。その後、外部へ排水するようにしています。
ビルコンSは養鶏場や養豚場等でも使用されている、塩素系の消毒薬です。多くの真菌や細菌、ウィルス等に効果があるとされ、鳥インフルエンザへの効果も期待されています。一般家庭でも使用は可能ですが、通常は動物病院経由でないと購入できません。
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